インプラント手術の流れ~切開~
1、口を消毒した後、麻酔をかける
手術は、滅菌した手術室で行います。もちろん器具や施術者も十分に消毒をして、感染源を絶ちます。
手術当日は、軽く食事をすませていきます。来院されたら、まず血圧、脈拍、体温などを測り、健康状態を調べて手術を受けられる状態かを確認します。それが終わったら感染等を防ぐために、抗生物質と痛み止めを服用していただきます。
術前に飲んでおくと麻酔から覚めたころには薬が効いていますから、痛みもなく安全に処置を終えることができます。 次に、歯、歯肉、舌の清掃と消毒をして手術室に入ったら、顔に滅菌した布をかぶせて麻酔をはじめます。麻酔は痛いと思っている方が多いでしょうが、痛みを最小限にするために表面麻酔や電動麻酔を使用することによって、まったく痛みもなく、しかも確実に効いてき ます。
2、骨に穴を形成し、インプラントを埋入
麻酔が完全に効いたら、歯肉を切開し、骨を露出させます(フラップレスの場合、 その必要はありません)。それから骨にドリルで穴を開け、インプラントを埋入しますが、基本的に骨には痛みの痛覚がありませんし、麻酔が効いていますから、痛みは感じません。しかし、骨の奥には神経や血管が通っていますから、そこに触れないようにする注意が必要です。かなりの精密さが要求される手術といっていいでしょう。
ここで、インプラントの埋入方向や位置を記憶させたサージカルテンプレートが登場しま す。これを骨の上に固定して、正確にドリルで穴をあけます。まずは、径の小さなドリルか ら始めて、次第に穴を大きくしていきます。そして、所定の大きさの穴があいたら、ネジ式になっているインプラントが入るように、骨にネジ山をつくります。ドリルを使う過程では生理食塩水を注水しつづけ、骨が摩擦熱をもたないようにします。穴があいたら注水を止め、インプラントを回転しながら埋め込んでいきます。インプラントを入れるときに水を注入しないのは、血液を洗い流さないためで、 骨結合には血液が必要と なるからです。
フィクスチャーを埋め込んだら、頭部にヒーリングキャツプという部品を装着します。 最後に歯肉を縫い合わせて、手術は終了です。手術の時間は、インプラントの本数によります。1本なら15分、10本程度を入れる場合は1~1.5時間くらいです。 長くても2~3時間で完了し、その日のうちに食事をすることもできます。
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