健康状態や食生活、手入れの仕方、嗜好、体質、生活パターン等々によって、予後がさま ざまに変化しますから、一概に「何年・・・」、もしくは「一生持ちます」 と答えられないのが歯科医にとっても辛いところですが、しっかりとしたケアを行えばインプラントの寿命は半永久的といえます。
そのためのもっとも重要なポイントは、噛み合わせをよく分析し、顎関節のズレや、 噛み癖などをきちんと修正しメインテナンスしてインプラントに過度な負担をかけないこと。次に大切なことは、インプラントは骨と結合しているのですから、血液の循環やビタミン、ミネラルのバランスに注意することです。

虫歯や歯周病の原因の根底には精製食品の存在が関係しています。日常的に白砂糖を摂っている子どもの方が、サトウキビをかじっている子どもより虫歯や歯肉炎が多いというデータがあり、理由として、精白糖は科学的に精製しているため、ミネラルやビタミンがほとんど含まれていないことがあげられています。また、砂糖は口のなかで分解せず、胃に入るとマクロファージ細胞の機能を弱め、免疫機能を低下させることもわかっています。

次に嗜好品、たとえばタバ コに含まれるニコチンの影響で、身体の毛細血管が収縮して貧血状態になります。口腔内も例外ではなく血の巡りが悪くなり、さらに一酸化炭素のために 血液中に十分な酸素が運ばれなくなります。

その結果、歯茎に炎症が起きやすくなり、歯槽膿漏になりやすく、インプラント手術後はもちろん、あらゆる歯科の処置に悪い影善を及ぼ します。このように、インプラントの寿命は、プラークコントロールをきちんと行うことに加え、噛み合わせに対する歯科医の深い知識と経験、ビタミンやミネラルに対する意識、嗜好品に対する考え方などに影署されますので、インプラントだけではなく、自分自身も長持ちする ような生活をしてください。

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